この記事で分かること
- 汗対策専用のインナーの選び方がわかる
- 具体的なインナーの例がわかる
汗をかく季節に適切なインナーを選べば、汗をかいたとき独特のべたつきやにおいを抑えて、快適な生活を送ることができます。
私も夏が近くなると、
- 特に通勤時に歩くと汗をかいたり
- 職場に着いても悪いインナーだとべたつきや汗が乾かず不快な思いをする
といったことに悩んでいました。
参考:【薬剤師監修】汗っかき、多汗症におすすめのサプリメントを解説します
参考:【薬剤師監修】汗っかきを改善する市販の漢方薬4選と選び方教えます【多汗症】
この記事では、素材や肌感、速乾性などを重視して厳選したインナー3種を紹介したいと思います。
試したインナーの数、10種類を超える私が厳選したインナーですので、きっとあなたに合ったインナーが見つかると思います。
汗に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
汗対策インナーの選び方
汗対策用インナーの最も重要な選び方のポイントを紹介します。
具体的には、以下の3点です。
ポイント
- 素材
- 色
- サイズ
次から具体的な根拠を解説します。
インナーの素材
インナーの素材には大きく分けて、綿と化学繊維(ポリエステル)があります。
どちらも有名な素材で、ご存じだとは思いますが、それぞれの素材には、以下のような特徴があります。
特徴
- 綿:吸水性と通気性に優れている。速乾性はいまいちだが、肌触りが良い。
- 化学繊維:吸湿性が低く、速乾性に優れている。リーズナブルで、耐久性が高い。
特に化学繊維の進歩は目覚ましく、最近では毛細管現象を利用したインナーがあります。
毛細管現象とは
吸水速乾・調湿|日本化学繊維協会
上記の特性を踏まえて私がおすすめしているのが、綿と化学繊維のMIXです。
綿は通気性、化学繊維は吸水速乾性があるので、その2つを組み合わせると、『涼しく、汗をかいてもすぐ乾く』理想のインナーになります。
そのため、
- 汗をかくこと自体の予防
- 汗をかいた後のケア
の両方を対策することができる、ということです。
インナーの色
汗対策用インナーの色の選び方にもポイントがあります。
それは、上に着るTシャツ等アウターなどの色味と同系色を選ぶことです。
例えば白いYシャツを着る際、黒色やそれに近い色は避けましょう。
透けると格好悪いです。
Yシャツや白い服を着る際は、白、肌色系統のものを選ぶと良いでしょう。
一方で、黒い色の服を着る際には暗色系のインナーを選ぶこと。
インナーがチラ見えした時に、明暗のコントラストのせいでかなり目立ちます。
そのため、インナーのメーカーを選ぶ際には、カラーバリエーションが豊富なものを選びましょう。
インナーのサイズ
サイズは普段着ている服のサイズよりも少し大きめをおすすめします。
少し大きめのサイズを選ぶことによって、肌とインナーの間に空気の層ができ、インナーが吸収しきれなかった汗が蒸発する過程で熱を奪い、体を冷やしてくれます。
よくある速乾インナーは、体のラインにぴったり合った、ぴっちりしているものが多いですが、汗っかきにとっては逆効果です。
大量の汗をインナーが処理できず、逆に熱が放散できないため暑さが増します。
さながら、ビニール袋を着ているかのような暑さです。
しかも、汗がまとわりついてかなり気持ち悪いです。
逆にインナーのサイズが大きすぎると、インナーが汗を吸収できず、暑さの原因になります。
さらに、アウターからはみ出したりして格好悪いです。
そのため、あいまいな表現となってしまいますが、少し大きめ、例えば普段Sサイズの服を着ているのであれば、Mサイズのインナーを選ぶことをおすすめします。
おすすめの汗対策最強インナー3選【レビューあり】
私が実際に使用してみて、その中でも特に使用感のよかったインナーを紹介します。
具体的には、以下の3種類です。
GUNZE(グンゼ)
まず最初は、GUNZE(グンゼ)の速乾インナーです。
GUNZEは日本でも有数の繊維メーカーで、創業当初から肌着・インナーの製造を行っている国内シェアトップの企業。
その中のブランドの一つに『YG』というものがあり、こちらが汗対策のシリーズになります。
ポイント
- 優れた吸水性・速乾性
- 肌感さらっとさわやか
- 抗菌防臭仕様
- YGの種類によっては、CUTOFF採用(特許技術)
- 縫い目を極端に減らし、アウターのシルエットがすっきり
着てみてすごくいいなと感じたのが、CUTOFF仕上げによって、アウターから透けたときの明らかにインナーを着てる感がなくなったことです。
CUTOFFとは、GUNZEの特許技術で、生地を『切りっぱなし』にすることで袖や肩、脇腹の縫い目を減らし、シルエットをすっきりさせる効果があります。
今まで、アウターからインナーの影がくっきり分かって、恥ずかしい思いをした経験がある方はいませんか?
他のインナーだと、どうしてもYシャツからインナーが透けてしまい、恥ずかしい思いをしていました。
しかし、GUNZEのYGインナーを着るとそれが軽減され、自信を持ってインナーを着ることができます。
インナーと地肌の境目があいまいになり、目立ちにくくなる、ということです。
もちろん汗の吸収・速乾機能には老舗の技術の粋が詰め込まれており、無駄な汗を吸収しつつ、なおかつ乾きやすいため、ストレスなく着ることができます。
化学繊維は、臭くなりやすいという欠点がありますが、GUNZEは抗菌防臭機能がついているため、30回以上着ていても未だに無臭です。
ユニクロ
超有名企業のユニクロのエアリズムも汗っかきには非常におすすめのインナーです。
しかし、注意しなければならない点があります。
それは以下のことです。
注意ポイント
選ぶべきは、エアリズム『コットン』であり、通常のエアリズムではない
実はエアリズムと言ってもその中に多数のシリーズがあり、
- エアリズムインナー
- エアリズムマイクロメッシュ
- エアリズムコットン
の3種類があります。
その中でも汗っかきの私達が選ぶべきはエアリズムコットンです。
私はエアリズムを全種類持っていますが、エアリズムコットンは革命的だと思いました。
それではなぜ、エアリズムコットン以外のエアリズムではいけないのでしょうか。
エアリズムコットン以外の、エアリズムインナーとエアリズムマイクロメッシュの欠点を紹介します。
まず、エアリズムインナーは、ほぼ100%化学繊維で、かなり暑いです。
さらに、何度も着ることによって皮脂が繊維の間に溜まり、臭くなるという欠点もあります。
毛細管現象を利用して汗を吸収し発散させていますが、私のように企業が想定していない量の汗をかく人にはあまり機能しません。
逆にビニールを纏っているようで暑いです。
次にエアリズムマイクロメッシュは、名前の通りメッシュ生地ですが、汗の吸収が追いつかず、アウターにしみてきます。
ただ、汗をかいていないときは風通りが良く、快適です。
さて、本題のエアリズムコットンについてですが、エアリズムコットンは、
- 汗の吸収量も程よく、
- 乾きやすく、
- 肌触りが良い
と、良いことづくめのところが気に入っています。
汗を適度に吸収してくれるため、ベタベタ感が気にならず、綿特有のサラサラ感が気持ちいいです。
また、ポリエステルの速乾性も活かされており、吸収→乾燥のテンポが良いこともおすすめする理由のひとつ。
ポリエステル100%素材が汗を吸収した際の、水がまとわりついてる感も感じず、綿×化学繊維混合一筋になったきっかけでもあります。
臭いも、綿との混合素材にすることで全く気にならないレベルにまで下がっています。
そしてなんといっても1着990円と価格が安いというのが決め手でした。
勤務先についたら取り替えるなどで、数が必要な時にはかなり重宝しています。
購入は、公式サイトか実店舗から購入できます。
CECILE(セシール)
最後にCECILEの汗対策インナーです。
これは特に脇汗が気になる人向けのインナーになります。
8月になると、制汗剤でも抑えられないほどの汗をかくので、通勤時吊り革をつかむときには一番緊張しますよね・・・。
そんなときはCECILEのインナーをよく着ます。
脇部分に防水シートが一緒に縫製されており、強力に脇汗をブロックしてくれます。
脇以外も綿と化学繊維の混合の生地なので、しっかりと汗を吸い取り、発散してくれるので安心して着ることができます。
まとめ
『【最強インナー3選】汗っかきさんにおすすめのインナーと選び方を解説します【レビューあり】』と称して、私が実際に着てみて、特に着心地や使い勝手が良かったインナーを紹介しました。
通常のインナーでは、汗をかいても乾かずベタついたり、熱がこもって、それがさらに汗をかく原因にもなります。
それを解消してくれるのが、汗対策用のインナーです。
特に綿と化学繊維の混合生地は汗のキレも通気性も良いのでおすすめです。
でも、そもそも汗自体の量を減らせたら、こんなことに悩まなくてもいいですよね?
別の記事で、汗っかきの方におすすめのサプリメントや、漢方薬を紹介していますので、そちらもぜひご覧ください。
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